マクラーレンは、育成ドライバーのストフェル・バンドーンを2015年にF1に参戦させることを検討している。ただし、もう一年GP2でシーズンを過ごす可能性も除外してはいない。 ストフェル・バンドーンは、バーレーンでのGP2デビュー戦で優勝。その後やや調子を落としたが、いくつかの表彰台を獲得し、ハンガリーでは2勝目を挙げている。先週末のスパ・フランコルシャンではラファエーレ・マルチェロとスリリングなバトルを繰り広げた。
マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、マクラーレンは3年〜5年にわたるドライバー計画を描いていると打ち明けており、ストフェル・バンドーンは、マクラーレンであれ、下位チームであれ、機会がくればF1に挑む準備ができていると考えている。「決断を下すのはまだ早い」とエリック・ブーリエは述べた。「F1に行くには、彼が準備が整ったと感じる必要がある。彼が準備が整っていると感じていることに満足している。また、彼にはF1にステップアップする機会は必要だが、どんな状態でもいいというものではない」「すべてのシナリオを評価しているところだ。GP2もそのひとつだ。まだGP2について学ぶべきことはあるし、もっと優勝し、もちろんタイトルを争わなければならない」「彼は、初年度に良い仕事をしている。実際、過去数戦ではっきりと進歩が見えるはずだ」「彼は非常に献身的だ。彼がそこに向かっているのを嬉しく思う。だが、計画するにはまだ早すぎる。あらゆる可能性がある」バルセロナとシルバーストンでF1テストを経験しているストフェル・バンドーンは、F1に昇格する準備ができていると考えている。「準備はできていると思う。ワールドシリーズで1年を過ごし、パワーが大きいGP2で走り、今年はマクラーレンのF1マシンでテストをした」「毎年かなり進歩しているが、今年は特にそう言える。テクニカル面で最も進歩したシーズンかもしれない。F1ではあらゆる変更があり、テクニカル面がとても重要だ」「GP2は、クルマのセットアップ面だけでなく、タイヤも複雑でF1と似ている。F1の準備をするにはとても優れたフィーダーシリーズだと思う」