マクラーレンの元チーム代表ロン・デニスが、マクラーレンをコントロールを取り戻すための動きを具体化していると報じられている。今年、マクラーレンは最悪のシーズンのひとつを過ごしており、チーム代表のマーティン・ウィットマーシュのポジションも安泰とは言えないかもしれない。今週、Sky のビジネスリポーターを務めるマーク・クラインマンは、ロン・デニスが、マクラーレンの共同所有者であるマンスール・オジェの25%の株式を買い取ることで力を強めることを検討していると報じた。
また、マクラーレン・グループの25%の株式を保有するロン・デニスは、バーレーンを拠点とする政府系投資ファンドであるマムタラカトが保有するの残りの50%の一部の買収にも興味を示しているといる。専門家は、マクラーレン・グループの25%の株式を得るには、約1億5000万ユーロ(約209億円)が必要だと予測している。マーク・クラインマンは「デニス氏は、チームの現在のパフォーマンスに苦悩しているといわれている」としべ、マーティン・ウィットマーシュとの権力闘争に発展するかもしれないと述べた。また、マーク・クラインマンは、ロン・デニスが、取引のための融資を取り付けるために中国に目を向けている可能性があると付け加えた。ロン・デニスは今週、デーヴィッド・キャメロン英国首相の代表団に加わった。「マクラーレンのグローバルなビジョンにとって中国以上に重要な国はない」とロン・デニスは声明で述べた。だが、マクラーレンのスポークスマンは、マーク・クラインマンの主張を否定している。