マクラーレンは、F1オーストラリアGPでのマーク・ウェバーのトラブルは、ECUではなく、もしろレッドブルのガレージ内のシステムが原因だったと考えている。マーク・ウェバーは、フォーメーションラップで全てのテレメトリーデータとKERSを失い、スタートとその後のレースで苦戦を強いられた。レッドブルは、トラブルはマクラーレン・エレクトロニック・システムズ(MES)が供給する標準ECUの故障に起因するものだと考えた。
しかし、MESはレース後の調査で、ガレージ内の問題を指摘した。MESのマネージングディレクターを務めるピーター・ヴァン・マネンは「フォーメーションラップ中にガレージ内のマーク・ウェバーのシステムに問題があった。クルマのECUは問題なかった」とコメント。「マークのレーススタートのための準備で起こった混乱を残念に思っているし、再発を防ぐためにチームと働き続けていく」マクラーレンは、2014年の新しいターボエンジン規約への移行の一環として、今年新しい仕様のECUを導入している。ECUは冬季テストでトラブルが多発したが、レースまでにアップデートを重ねており、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、彼の会社はECUを改善することに努め続けていくと述べた。「たゆまず努めてきたが、完璧ではなかった」とマーティン・ウィットマーシュはコメント。「我々の電子機器を弁護したくはないが、このようなものを供給すると請け負った場合、人々はそれらが完璧であると思うものだ」「完全に新しいソフトウェアを使った完全に新しいECUだ。欠点も抜け穴もなかったので、我々全員が無頓着になっていたのだと思う」関連:レッドブル、マクラーレンのECUトラブルを非難
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