マクラーレンのロン・デニス会長は、ルイス・ハミルトンが「チームを出ていった」とするのは間違いだと述べた。ルイス・ハミルトンは、昨年9月にメルセデスと3年契約を締結。今季からメルセデスでF1を戦う。マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、ルイス・ハミルトンを残留させようとしたと主張していた。
「私は、ルイスがこのチームを出ていったとの描写は間違っていると思っている」とロン・デニスは CBI にコメント。「結局のところ、周囲の状況が整わなければ最後には別れることになる。人生とは1人の人間の決断によって決まるものではない。そのようななことはあり得ないんだ。状況次第だ」マクラーレンは、メルセデスがルイス・ハミルトンに提示したものと同等の契約条件をオファーしたとされているが、ロン・デニスは、ルイス・ハミルトンの離脱を苦々しくは思っていないと主張する。「皆、『あれこれと後悔があるのでは?』と言ってくる。どうしてだ? 私はリアリストだ。我々が一緒に続けられる状況を作り出すことは可能だったか? それは間違いなくイエスだ。それが正しい行いだったのだろうか? そうは思わなかった」 ロン・デニスは、ルイス・ハミルトンの今後のキャリアがうまくいくよう願うと付け加えたが、引き続きマクラーレンがメルセデスの上に立ち続けることを望んでいると述べた。 「契約満了時に人がどんな道を選ぶにしろ、相手側にサポーティブな姿勢を示すことがプロフェッショナルな対応というものだ。我々は、メルセデスでの彼にすべての成功は祈っているわけではない。それは無理もない話だろう。彼はライバルになるのだからね。だが、不幸を願うわけでもない」