マクラーレンが、F1韓国GPの決勝レースで、ルイス・ハミルトンが10位、ジェンソン・バトンがリタイアだった。ルイス・ハミルトン (10位)「疲れ切ったよ。レース後、僕のクルマは第2スティントの数周でリアのアンチロールバーの故障に苦しんでいたと教えられた。運転には問題なかった。その状態でもベストを尽くそうとしていたし、ずっとプッシュしていたけど、ペースを維持するのはかなり難しかった」
「コーナー毎にバランスが変わっていたし、クルマはストレートでも暴れていた。それがタイヤを食い尽くして3ストップ戦略を強いられたことでさらに順位を失った。状況をさらに難しくしたのは、流れてきたランオフエリアの人工芝を拾ってしまったことだ。最後の数周でサイドボードのウイングレットに絡まっていた。それがディフューザーをストールさせた。最後はリアのダウンフォースがなり、10位を守るのがさらにトリッキーになった。ワールドチャンピオンを獲得するという点では、論理的には難しいかもしれない。そうは言っても、まだ手に入れられるポイントはたくさんあるので、プッシュし続けていく。予想外のことが起こるかもしれないし、僕は決して諦めない。このような日を経験するのは素晴らしい気分ではないけど、どんな悪いことにも良い面はある。こう言い換えてみよう。戦い続けているときに自分のパートを確かめられるのは良いことだ。このような日は内にある本当のスピリットが示される」ジェンソン・バトン (リタイア)「本当に良いスタートが切れたし、2台のメルセデスを追い抜くことができた。1コーナーへの進入で僕の前でちょっとした事故(セルジオ・ペレスがブレーキを遅らせて、前のクルマを接触)があったので、膨らんでニコ(ロズベルグ)をサーキットから押しのけざるを得なかった。そのあと、1周目にニコと僕はバックストレートで良いドラッグレースをしていた。僕はターン3のブレーキを遅らせた。そしたら、突然、(小林)可夢偉のクルマが僕のクルマの右側に上ってきた。かなり期待外れだ。長いレースだし、全員に多くのチャンスがあった。オーバーテイクするには素晴らしいサーキットなので、1周前にあのような振る舞いをする人がいるのは驚きだ。もう僕にはワールドチャンピオンに勝つ現実的なチャンスはなくなったので、最後の4レースは楽しむつもりだ。コンストラクターズ選手権でチームのためにポイントを獲得することが最も重要なプライオリティになっていくので、できるだけ多く獲得できるように集中していく」関連:F1韓国GP 結果:セバスチャン・ベッテルが3連勝で首位に浮上