マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、スキャンダルに揺れるニューズ・コーポレーションが困難に切り抜けることを願っていると述べた。メディア王ルパート・マードックは、盗聴問題によりイギリスのタブロイド紙「ニュース・オブ・ザ・ワールド(News of the World)」の廃刊を決定。またイギリスの衛星放送「BスカイB(BskyB)」の子会社化も断念した。
さらに「ニューズ・インターナショナル(News International)」のレベッカ・ブルックスCEOが辞任を表明。マードック自身にもイギリス、アメリカとオーストラリアで公式捜査が行われる恐れがある。このスキャンダルが発覚する前、ニューズ・インターナショナルはF1の商業権を買収するとの噂があり、マクラーレンを含む主要チームもその一員に加わろうと会合を重ねれいるとされていた。 「現在、彼らがイギリスで多くの困難に直面しているのは確かだ。それでも、我々はニューズ・コーポレーションとニューズ・インターナショナルが12カ月後もメディア業界で生き残り、影響力を取り戻すだろうことはわかっている」とマーティン・ウィットマーシュはコメント。「彼らは前進するだろう。しかし、新聞を廃刊したのだから犠牲はあるはずだ。2週間前には想像もしなかったことだ」「だが、ニューズ・コーポレーションは200億ドル以上の売り上げるを誇るメディア企業なので、今後も大企業であり続けると確信している。だが、F1がすぐに彼らの支配下に入ることはないだろう」関連:・F1チーム、F1の商業権所有に関心 - 2011年5月7日・ニューズ・コーポレーションとエクソール、F1買収への関心を認める - 2011年5月4日
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