マクラーレンは、F1オーストラリアGPの決勝レースで、ルイス・ハミルトンが2位、ジェンソン・バトンが6位だった。2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンは、トップのベッテルにこそ離されたが、単独で2位を走行。中盤にフロアにダメージを負ったがペースは乱れず、2位表彰台を獲得した。
4番グリッドからスタートしたジェンソン・バトンは、オープニングラップで順位を落とし、フェリペ・マッサ(フェラーリ)の後ろでスタック。その後、オーバーテイクを試みた際にコースをカットしたが、そのまま順位を譲らなかったためドライブスルーペナルティを課せられ大きく後退。しかし、そこから地道にオーバーテイクを重ね、6位フィニッシュを果たした。ルイス・ハミルトン (2位)「2位は素晴らしい結果だ。マシンの感覚は素晴らしかったし、本当に運転していて楽しかった。レースを通してタイヤを労わることができた。シーズンが始まってこれほどすぐにセバスチャンにプレッシャーをかけることができたことも非常に励みになった。今日は優勝を争える競争力があったと思う。スタートがうまくいっていたら、戦いのなかにいれたと思う。だから興奮していいと思う。フロアに何が起こったのかはあまりわからない。でも、運転するにはそれほど悪くは感じなかった。レース後に見てみたけど、かなり酷くダメージを負っていたようだね。うまくホームにクルマを持ってくることができて嬉しく思っている。体力的にはこれまでで最も楽なレースのひとつだった。これまでよりも調子がいいと感じてここに来たし、おそらく一年で最もタフなレースであるマレーシアに行くのを楽しみにしている。次のレースでさらにパフォーマンスをもたらせられるかも楽しみにしている。エンジニア達はもっとパフォーマンスを得られる部分をわかっているし、出来る限り早くそれをトラックにもたらすつもりだ。セパンでは優勝に挑戦できると思っている」ジェンソン・バトン (6位)「スタートは問題なかったけど、ヴィタリー(ペトロフ)がインサイドに入ってきたのには驚いたね。彼はとても良いスタートをしたし、僕をこじ開けてきた。そのあとターン1の出口でうまくいかなくて、フェリペ(マッサ)の後ろでスタックしてしまった。彼はとても遅くて、オーバーテイクが難しかったので、僕のレースで最悪の動きだったね。彼は僕たち二人を大きく遅らせた。ターン11の外側を回って彼をオーバーテイクしようとした。ターンインする前に僕は前にいたけど、彼はコーナーに本当に深く入って僕を押し出し、僕は通常のラインが取れなかった。ドライブスルーペナルティのあと、反撃しなければならなかった。楽しかったけど、フラストレーションでもあったね。今日はそれを最大限に利用できたと思っているけど、少なくともルイスはいい仕事をしたね。でも、僕たちのペースにはとても満足していいと思う。次のレースではアップグレードを持ち込むけど、マシンはまだ非常に新しいし、パッケージを研ぎ澄ますために変更できることはたくさんある。今週末にはかなり満足していいと思うし、もっと多くのポイントを獲れたと思っている」関連:・F1オーストラリアGP:セバスチャン・ベッテルが開幕戦を制す・小林可夢偉とセルジオ・ペレスに失格処分
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