ディーン・スミスが、シルバーストンでマクラーレンの2008年マシン「MP4-23」をドライブした。イギリス人ドライバーのディーン・スミス(22)は、昨年度のMcLaren Autosport BRDC Awardを受賞。今回のテストはそのご褒美として行われた。「F1カーをドライブすることはずっとやりたかったことだし、実際にその目標を達成できました。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスとMcLaren Autosport BRDC Awardの皆さんに感謝したいです。本当に夢が叶いました」とディーン・スミスはコメント。
「最初にトラックに出ていったときはかなりウェットでしたが、問題はなかったです。すべてが快適で、実際かなり自然に感じられました。メインストレートでは185mphに達しましたが、とてもスムーズでバランスも良かったので、以前レースやテストをしたワールド・シリーズ・バイ・ルノーのようなクルマとそれほど違いは感じませんでした。マクラーレン・メルセデスは本当に凄いです」「マシンをテストするチャンスが得られたことをとても名誉に感じています。自分がした仕事には本当に満足していますし、チームもどれくらい印象的だったか話してくれました。これ以上ない走りができました。それを可能にしてくれた皆さんに改めて感謝したいです。F1に到達することがこれまでよりもさらに目標になりました」ディーン・スミスは、来年もGP3に参戦するために、現在予算確保に懸命に取り組んでいる。2009年にフォーミュラ・ルノーUKで優勝し、McLaren Autosport BRDC Awardを獲得したディーン・スミスは、今季GP3に参戦し総合7位でシーズンを終えた。「それは僕のキャリアでは秘密ではありません。僕たちは毎回次のステップに上がる予算を集めることに常に苦労していましたし、今もその立場にいます。実際、2011年にどこでレースをしているかはわかりません。理想的にはタイトルを目指してGP3に再び参戦するか、GP2に移行したいですが、それには大きな資金が必要です」「僕たちは常にタイトな予算でやりくりしなければなりませんでしたが、多くの成功を収めてきました。2005年にフォーミュラBMW UKで優勝し、2009年にはフォーミュラ・ルノーUKで優勝してMcLaren Autosport BRDC Awardを獲得しました。F1カーで何ができるかは示せたので、これまでよりも必要なスポンサーや投資を引きつけることが重要になってきます」
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