フェラーリは、フェリペ・マッサがF1ハンガリーGPを欠場することを発表した。フェリペ・マッサは、F1ハンガリーGPの予選Q2で大クラッシュを喫した。ターン4に向かうマッサのマシンは縁石を乗り上げて、グラベルを直進してタイヤウォールに真っ直ぐ突っ込んだ。原因は、ルーベンス・バリチェロのブラウンGPのマシンから脱落したスプリングがマッサのヘルメットを直撃し、マッサがめまいを起こしたことにあった。
しかし、幸運にもマッサは衝撃でフロントブレーキをロックさせていたため、スピードをいくらか殺すことができた。現場には2台の救急車が到着してマッサの治療にあたったが、事故後10分経ってもマッサがマシンから出なかったため、その容態が心配された。しかし意識はあり、マシンから引き出された際には腕を動かしており、病院での容態は「安定」しているという。怪我は、パーツの直撃により顔面に切り傷ができただけだというメディカルセンターでマッサを見舞ったバリチェロは「彼はとても動揺していた」と語った。「額に切り傷があった。たぶん僕のマシンのパーツが原因かもしれない。彼は話していたし意識もあった。でも切り傷を検査しなくてはならない。腕と脚も動かしていた。彼が動揺していたので、眠らせる必要があった」クラッシュしたマッサのマシン (F1ハンガリーGP予選) 関連:フェリペ・マッサ 手術成功も残りのシーズンを欠場かブラウンGP マッサの事故原因を認めるフェリペ・マッサ 頭蓋骨損傷で手術フェリペ・マッサが大クラッシュ (F1ハンガリーGP予選)