フェリペ・マッサは、ウィリアムズが近年とは“完全に異なる”“繋がりの強い”チームになったと感じており、それが2017年マシンの開発に助けになるはずだと考えている。フェリペ・マッサは2014年にフェラーリからウィリアムズに移籍。その年、ウィリアムズはF1の開発レースに勝ち、コンストラクターズ選手権を3位で終えた。
だが、翌年のアップデートは成功せず、昨年は相関関係に苦労。当時のチーフテクニカルオフィサーのパット・シモンズも「開発はあまりうまく機能しなかった」と認めていた。しかし、2017年ここまでウィリアムズは有望なペースを見せており、フェリペ・マッサは開幕4戦でQ3に進出。今年はもっと良い位置につけると考えている。「開発する必要のあるエリアを発展させるためのメンタリティという点で、今年チーム内で目にしているものは、過去3年とは完全に異なっている」とフェリペ・マッサはコメント。「空力を含め、多くの異なるエリアが協力し、チーム内の繋がりがずっと強くなっている。僕たちはシーズン中により良い開発をしていけると思う」「メンタリティ、作業は、過去3年とは完全に異なっている。今、作業ははるかに正確でインテリジェンスだし、とても良い連携が図れていると思う」今年、ウィリアムズには技術責任者としてメルセデスからパディ・ロウが加入。3月からは元フェラーリのダーク・デ・ビアが空力責任者として仕事を始めている。フェリペ・マッサは、新加入したスタッフがチームの作業方法を変えることにおいて重要な貢献をいたと考えている。「何かがなくなっていた。あまりに繋がりがなくなっていた。今、人々は問題だった様々なエリアを改善させようとしていると思う。まだ始まったばかりだし、やっていく必要のあることはたくさんある。でも、作業はとても異なっている」今週末のF1スペインGPから激しい開発レースがスタートするが、フェリペ・マッサは、今週末に持ち込まれるアップグレードは、近年ではシーズン後半に持ち込まれるレベルのものだと語る。「かなり合理的なステップだけど、他がどのようなものを持ち込んでくるかは決してわからない」「でも、僕たちはここに持ち込んでいるものは、近年では5カ月後に持ち込まれていたようなものだ。完全に異なる状況なのは確かだ」「新しいルールだし、ルールによって、これから僕たちが開幕戦から最終戦までクルマをかなり改善していくのは確かだ。でも、ルールによるものだけではないと思う。作業方法ははるかに良くなっている」