フェリペ・マッサは、ヘレスを終えて、自分がレッドブルのドライバーだったら心配になるだろうと語った。ヘレステストの4日間でレッドブルは合計でわずか21周しか走れなかった。一方のウィリアムズは、フェリペ・マッサが最終日に走破した86周を含め合計173周を走り込んでいる。フェリペ・マッサは、自分がレッドブルの立場だったら満足感は得られていないだろうと語った。
「心配になるだろうね。でも、少なくとも今年の彼らはいくつか問題を抱えているし、これまでの彼らみたいに1周あたり2秒速いってわけではなさそうだね!」「彼らはトラブルが発生しているし、問題も抱えているので、毎回レッドブルが勝つ状況でないのは誰にとってもポジティブだと思う」ヘレステスト最終日のような温度が低い濡れた路面での走行はハンドリングが難しいが、その中でトップタイムを刻んだフェリペ・マッサはウィリアムズの進歩に満足していると述べた。 「トップに立つのはいつだって嬉しい。以前にテストでトップになったのはしばらく前だからね。でも、今回はまだ初テストだし、不在のマシンもいるのでまだ十分では。良いことだし、ポジティブだけどね。これまでよりも多くのラップを走れたしね。でも、僕たちよりたくさん走っているチームもいるし、もう少しうまく準備ができていたチームもいる」「メルセデスは、エンジンとシャシーの会社なので、全ての準備を整えている。僕たちよりも先に機能するのはわかっていた。フェラーリもそうだ。僕たちはまだエンジンを変えたばかりだし、チーム内の人もたくさん変わっているので、マシンをすぐに機能させるのは簡単ではない」フェリペ・マッサは、今年の全マシンのリアに搭載されているブレーキ・バイ・ワイヤのシステムに慣れる必要があり、ターボエンジンがもたらすトルクにも慣れなければいけないと語った。「ブレーキの動き方が違う。有名なブレーキ・バイ・ワイヤという電子ブレーキになったからね。ブレーキングのやり方を改善しなければならない。ちょっと変な感じだったし、今までとは違う」「エンジンも理解する必要がある。去年よりホイールスピンが多いし、ダウンフォースもかなり減っている。エンジンは強力だけど、ダウンフォースが少ないと運転方法が変わるし、ギアシフトやエンジンをどう使うべきかを理解することが重要だ。改善すべきところが多いのは間違いない」