モナコGPを3位で終えたフェリペ・マッサは、昨年より大きく改善されたフェラーリ F2008の戦闘力に自信をみせた。「3位で終えたモナコのあと1週間にわたってブラジルの家にいる。ポールからスタートしたのは残念だったけど、今はレースのポジティブにとらえることができる。でも、最もポジティブなのは、フェラーリ F2008がモナコでとても競争力があるのを証明できたことだ。ここ数年で初めてだった。」
「ここ数年は期待はずれだったから、モナコに行く前はレースがどうなるかあまり確信が持てなかった。実際には3位に一人が入っただけだけど、通常のコンディションでのレースだったら、ストリートサーキットで勝てたかもしれないといっても過言ではないだろうね。簡単に勝てただろうとはいえないけど、週末は勝利が当然の結論になっていただろう。1番手と2番手からスタートして、ベストな戦略もあったのだから、結局は、クレイジーなレースに負けたということだよ」「モナコについて言ったことに基づけば、過去にはあまりうまくいかなかったけど、今回のレースを成功した週末に変えることには楽観的だよ。一見すると、曲がりくねったモナコのストリートサーキットとモントリオールのトラックはほとんど共通点はないようにみえるけど、実際には多くの類似点があるんだ。スタートということに関して言えば、両方とも週末の初めはいつもとても汚れていて、グリップが不足している。モナコのように、僕たちは非常に軟らかいタイヤを使うし、モナコではまた、マシンの優れたトラクションと安定性が必要になる。優れたメカニカルグリップを持つことが非常に効果的なんだ。」「カナダのサーキットは気に入ってるし、僕のキャリア初期、2005年にザウバーで走っていたときに4位でフィニッシュすることができた。去年はピットレーン出口の信号の件があってあまりよくなかった。レース中に黒旗を振られてカナダを離れるのは良い気分ではなかった。」「面白いトラックだし、すべてのチームがモナコGP前に行われたポール・リカールテストで“モントリオール・コース”の日を雨で逃しているから条件は同じだ。モントリオールの街も雰囲気も好きだし、トラック上でも外でもいい時間を過ごせるのを楽しみにしている。」