マルシャのテクニカルディレクターを務めるパット・シモンズは、たとえ今年のコンストラクターズチャンピオンシップで11位になって賞金を得られなかったとしても、チームはそれによってもたらされる財政的な困難を乗り切れると自信を見せている。今週、バーニー・エクレストンは、コンコルド協定の代わりにマルシャを除く11チームと結んだ商業合意でトップ10外のチームへはFOMの賞金が支払われないことを明らかにしている。
しかし、パット・シモンズは、将来に何が待ち受けようともマルシャはF1を続けていく道を見つけるだろうと述べた。「ここにいる人々はレーサーだ。ジョン(ブース、チーム代表)やグレーム(ロードン、会長兼スポーティングディレクター)は特にね。彼らはフランク・ウィリアムズで型をとったような人物であり、このチームを投げ出しりはしないだろう」「なので、我々は生き延びることができると思う。我々の優れている点は、小規模であることだ。厳しい時期が来れば、切り詰めることができる。さらに資金が舞い込むことがあれば、賢明に使うことができるだろう。我々は多くの資金を持つことに慣れていないからね」マルシャは、2010年のF1参戦以降、毎年トップ10外でシーズンを終えている。だが、パット・シモンズは、賞金圏外で今シーズンを終えれば打撃になるだろうと認めた。 「(F1における)持っているものと、持っていないものとの差は計り知れない。そして、その状況は少しも良くなっていない。以前のコンコルド協定では、マルシャを含む新規チームがFOMからいくらかの支払いを受けた。額は多くないかったが、小規模な我々の予算では大部分を占めていた。もしそれが取り去られることになれば、大きな打撃になるだろう」
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