マーカス・エリクソンのマネージャーは、3チームと交渉中であることを認めた。ケータハムは、管財人の管理下に置かれ、連戦で開催されるF1アメリカGPとF1ブラジルGPを欠場することになった。最終戦のF1アブダビGPに参戦するかもまだはっきりしていない。ケータハムに所属する小林可夢偉は、公式動画チャンネルで「現状、アブダビGPはまだわからないということで、僕も今のチームの状況がどうなるか待っている状態です」とコメント。
「と同時に、この余った時間、もちろん、来年に繋がる動きを一生懸命やりたいなと思うので、是非、しっかり頑張るので、随時、いろんな報告ができたらなと思います。全力でF1に残れるように頑張るので、皆さん、応援宜しくお願いします」だが、個人スポンサーを通じて年間に約1,800万ドル(約19億4,000万円)を持ち込めるマーカス・エリクソンと比べて、スポンサーを持たない小林可夢偉の将来はさらに険しいものとなりそうだ。ケータハムを去った元チーム代表マンフレディ・ラベットは先日、すでにマーカス・エリクソンのマネジメントおよび“彼の財政支援者たち”と2015年についての話し合いを開始したと明かしていた。 しかし、マネジャーのエイエ・エリジュは、マーカス・エリクソンがオースティンとブラジルを欠場することは“彼のF1における未来に何の影響もない”とし、ケータハムがアブダビで戻ってくることを希望すると Aftonbladet に述べた。 「(バーニー)エクレストンが、来年のライセンスを得るにはアブダビに参加しなければならないとの最後通告を彼らに突きつけた。ライセンスがなければチームの価値はなく、破産管理人がチームを売却することもできない。チームはシーズン最終戦に参戦し、マーカスがレースするよう要請されると見ている」また、たとえケータハムがオースティンとブラジルに赴かなくとも、“このビジネスでは何が起こるか決してわからない”ため、マーカス・エリクソンは両グランプリのパドックに訪れる同氏は付け加えた。しかし、2015年に向けて、ケータハムの問題がエリクソンに影響を及ぼすことはないとエイエ・エリジュは主張し、次のように続けた。「来年に向けて、いつごろ話がまとまるかはわからない。99.9%確実でも、あるいは80%確実でも、100%確実でないということに違いはないからね。もう少し時間がかかるだろう」エイエ・エリジュによれば、ケータハムの破産手続きが開始される前から、すでに4つのチームと来季に向けた話し合いをしていたという。「今、唯一異なっているのは、残っている場所をめぐる競争が激しくなっているということだ」 「我々のリストには4チームが並んでいたが、ケータハムはすでにその最下位に下がった」
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