マノーのレーシングディレクターを務めるデイブ・ライアンは、2016年に自分たちがF1に相応しいことを証明できたと考えている。 経営破綻したマルシャを立て直して挑んだ2015年は、1年落ちのエンジンとシャシーでの戦いだったが、2016年はメルセデスのエンジンに切り替わったことで好転。予選では5回のQ2進出を果たし、F1オーストリアGPではパスカル・ウェーレインが1ポイントを獲得した。
だが、最終的にはザウバーに逆転され、コンストラクターズ選手権10位の座は獲得することはできなかった。デイブ・ライアンは、ランキングは最下位だったが、2015年よりはるかに良いレベルで戦えたことに満足している。「率直に言うと、我々は大幅なパフォーマンス改善を必要としたし、実際にそれをやってのけた」とデイブ・ライアンは Autosport にコメント。「今後も同じように進歩していく必要があるが、我々が目指していたのはピットレーンから尊敬を勝ち取ることだった。それは達成できた」 「今年は純粋なパフォーマンスでQ2を狙える機会が何度かあり、それを5回にわたってクリアした。まだ十分ではないがね。我々はここにいる価値がある。それは間違いない。今後もチームを作り続けることができれば、さらなる改善を期待できるはずだ」 メルセデスとのエンジン契約によってパスカル・ウェーレイン、エステバン・オコンを起用することができたが、それでもマノーの予算はグリッドで最も少ない。デイブ・ライアンは、2016年のチームの結果に満足しており、現在は長期的な目標の達成に向けて正しい方向に進んでいると考えている。 「多くの教訓を得ることがでいた。これは大きなチャレンジだ」とデイブ・ライナンはコメント。「ピットレーンを見渡して、他の人々が持っているリソースを見れば、簡単ではないことがすぐにわかる」 「もどかしいのは、何をすべきか、どこにいるべきかはわかっているが、その地点に行くまでに2〜3シーズンはかかるとことが予想できてしまうことだ」「予算は確かに大きなものだが、我々が投資から得たリターンはとても素晴らしいものだった。まだやらなければならない仕事が大量にあることはわかっている」
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