ロータスは、ルノーへチーム売却間近だとする報道を否定している。 来週末のF1ハンガリーGPで、ロータスF1の現オーナーであるジェラルド・ロペスがルノーCEOであるカルロス・ゴーンと会談し、チーム売却の契約をまとめる見込みだと報じられていた。 しかし、ジェラルド・ロペスにチームを任されているロータスCEOのマシュー・カーターは、チーム売却が間近に迫っているとの報道は正しくないと主張した。
「この会社のCEOとして、そのようなオファーについてはまったく知らない」とマシュー・カーターは Speed Week にコメント。「現在、ルノーがF1との関わり方を注意深く検討していることは知っている。ファクトリーチームに戻るとなれば、いくつかの候補者たちがリストに並ぶだろうし、その中でも我々がベストチョイスだろう」 「だが、オファーはない。株主たちは繰り返しロータスを売りに出してはいないと私に話している」 しかし、エンストンのチームをルノーに売り戻すのがロータスにとってタイミングの良いソリューションであることは確かだ。 F1の収入配分と統括体制の問題に触れ、欧州議会議員のアンネリーゼ・ドッズは“ロータスが高等裁判所で不満を抱くサプライヤーから精算の申し立てを受ける”なかでの“"事態の緊急性”を指摘している。