ロータスのロマン・グロージャンとパストール・マルドナドの間で緊張が高まっているようだ。F1中国GPとF1バーレーンGP、そしてF1スペインGPの金曜フリー走行1回目で、ロマン・グロージャンはリザーブドライバーのジョリオン・パーマーにシートを譲った。報じられるところによれば、ジョリオン・パーマーはロータスに400万ユーロ(約5億4,000万円)をもたらしているという。
今週末のF1スペインGPを前に、ロータスの副チーム代表フェデリコ・ガスタルディが、パストール・マルドナドにシートを譲るよう要請したものの、マルドナドとその周囲がこれを“拒否”したという。Turun Sanomat は、ベネズエラの石油企業PDVSAの強力な支援を受けるパストール・マルドナドが「チームに対して自身の契約では全グランプリの全セッションでドライブする権利があることをはっきりさせた」と報道。しかし、Auto Motor und Sport によれば、この件について尋ねられた際、パストール・マルドナドは、ジョリオン・パーマーに譲るよう要請されればそうするつもりだと答えたという。だが、金曜日にまたしても見学を強いられたロマン・グロージャンは、バルセロナで「僕はもう10回もこのことを取り上げているのに、まだ何も変わらない」と述べた。