ロータスは、GP2王者ジョリオン・パーマーを2015年のリザーブドライバーに起用することを発表した。元F1ドライバーのジョナサンを父に持つジョリオン・パーマーは、2014年にGP2を制覇しながらもフルタイムのF1シートは得られなかったが、昨年11月のアブダビテストではフォース・インディアのステアリングを握っていた。
メルセデスエンジンとともに挑む初シーズンである今季にジョリオン・パーマーを起用したロータスは、2015年を通してジョリオン・パーマーが“かなりの数”の金曜フリー走行に参加すると述べている。同時に、ジョリオン・パーマーはテストや開発作業にも貢献していく。記録破りの成績でGP2チャンピオンを勝ち取ったジョリオン・パーマーは、今回の動きが2016年にステップアップするための最高のチャンスにつながると考えている。「今年、ロータスとともにF1に行くことが嬉しいし、彼らが与えてくれたチャンスに心から感謝している」とジョリオン・パーマーは述べた。「僕の目標は2016年にコンペティティブなF1チームでレースドライバーになることだ。特にメルセデスエンジンに切り替えたこともあり、ロータスは僕にとって素晴らしい機会になる」「バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)が証明したように、メジャーなF1チームに入り、あらゆる部分で密接に仕事をすることで、学び、多くの距離を稼ぐことができるということは、可能な限りベストな道だ。こんなにもエキサイティングなときにロータスF1チームに加入できてとても喜んでいる。僕の目標は彼らと一緒に長期的な未来を得ることだ」ジョリオン・パーマーの加入により、2016年のロータスドライバー候補には3人のGP2王者がリストアップされることになる。現レースドライバーのパストール・マルドナドとロマン・グロージャンもそれぞれ2010年と2011年に同シリーズで優勝している。ロータス会長兼チーム代表のジェラルド・ロペスは、ジョリオン・パーマーの貢献に期待している。「ジョリオンは素晴らしい才能の持ち主であり、ロータスでサードドライバーの役割を果たす上で非常に信頼できるドライバーだ」とジェラルド・ロペスはコメント。「ロマンとパストールは二人ともGP2シリーズのチャンピオンなので、我々は力を試す場としてGP2が素晴らしい舞台であることを知っている。ジョリオンがタイトルを獲得した昨年にあれほど成功に満ちたシーズンを送ったことは、将来に向けた彼の卓越したポテンシャルを示している」「我々は彼がチームカラーをまとって2015年マシンであるE23ハイブリッドに乗り込む姿を目にするのを楽しみにしている。この新車はロータスF1チームのエキサイティングな新時代の象徴になるだろう」関連:ジョリオン・パーマー、GP2のチャンピオンを獲得