ロータスは、2015年F1マシンは今季マシンE22と比べて大幅に変化すると述べた。プレシーズンの初回テストを見送ったロータスは、ルノーエンジンを搭載するE22の信頼性とパフォーマンスの問題に苦戦を強いられており、入賞したのはロマン・グロージャンがポイントフィニッシュを果たしたスペインとモナコのみ。わずか8ポイントの獲得に留まっている。
ロータスのテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、2015年F1マシンには、他チームが採用する“ツインタスク”ノーズのコンセプトを含め、大幅変更を予定していると明かした。 「シャシーのフロントとノーズに規約変更があるため、来年は全てのマシンの見た目が変わるだろう。それに加え、我々のエンジンインストレーションとクーリングレイアウトもかなり大きく変わるため、ボディワークが大幅に違ってくるはずだ。相当変わるだろう」 今シーズンのロータスは入賞がほとんどないが、ニック・チェスターは残るレースで得点する可能性を除外していない。 「今シーズン中にさらにポイントを獲得するチャンスはあると思っている。FRIC(フロント&リア・インターコネクテッド)サスペンションシステムを外したホッケンハイムではパフォーマンスが低下したが、そこからマシンは改善している。あれ以降、やっと戦いに戻っることができた。なので、レースがうまく運べば、ポイント獲得が可能なポジションにいると考えている」