ロータスは、ルノーによってなされたゲインが、1周につきほぼ2秒のパフォーマスをもたらしたと考えている。エンジン供給元のルノーは、上海でワークスチームのレッドブルと同等のアップクレードされたエンジンをロータスにも投入した。ロマン・グロージャンは、今シーズン初めてQ3進出を果たし、決勝ではギアボックストラブルでリタイアするまでポイントを争っていた。
バーレーンテストでトラブルを抱えて以降、ルノーとロータスが実施してきた作業がようやく中国でパッケージのポテンシャルを解放しはじめたようだ。ロータスのオーナー、ジェラルド・ロペスは「中国でルノー側にはっきりとしたステップアップが見られた」とコメント。「スタッフは、ほぼ2秒くらいだと話している。かなり大きい」「ストップウォッチで計ったわけではない。だが、我々はパフォーマンス面で2秒の前進を果たした。「クルマはいい。ロマンは土曜日にディフューザーにいくつか問題を抱えていたが、ラップタイムとその派生的なものに基づけば、何も問題がなければ、我々はおそらく6番手につけていたはずだ」「メルセデス エンジンのマシンが我々を抜くのにDRSさせ必要としていないことはわかっているが、そこが我々が実際に属する位置だと思っている」「同時に、ペースがそこにあったのもポジティブなことだ」ジェラルド・ロペスは、ロータスは直面した2014年の厳しいスタートに驚いたと述べた。「我々はあのようなエンジン問題を抱えるとは思っていなかった。基本的に本当に良いクルマということをわかって風洞から出した」「しかし、問題はトラックに降ろしたときだ。実際に周回しない限り、セットアップ作業はまったくできない」「基本的に周回不足だったので、本当に大きな問題と遅れだった」「(テストで)2基のエンジンがブローしたバーレーンでのレース後に我々は本当にネガティブのピークに達した。我々にはやれることは何もなかった」「“我々はもはやこれをやっている余裕はない”と言っていた。本当にそこがポイントだった。ポジティブに言えば、我々が見舞われていた特定の状況に終止符を打った」ジェラルド・ロペスは、次戦スペインGPにむけての進歩が、ヨーロッパシーズンのスタートにむけてチームをさらに強くすると考えている。「ルノーは、バルセロナにむけてかなり興味深いステップアップを予定している」とジェラルド・ロペスは述べた。「トップ10に入り始めて、周りと戦っていけるとかなり期待している」「パワーユニットに問題があるとわかって以来ずっと私は基本的に我々の開幕戦はバルセロナになると言ってきたし、それを貫きたい」