元F1ドライバーのミカ・サロは、F1ベルギーGPで“捨てバイザー”がキミ・ライコネンのブレーキ故障の原因になったとのロータスの説明を信じてはいない。チャンピオンシップ2位でベルギーに乗り込んだキミ・ライコネンだが、F1に復帰して以来の初リタイアを喫した。その結果、フェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトンに上回られ、キミ・ライコネンはタイトル争いから外れたとの見方もある。
ロータスは、捨てバイザーがブレーキのエアダクトに混入し、ダクトを塞いだことが原因だと発表した。日頃からユーモアなマーケティング戦略を展開するロータスは、公式サイトにより多くの“アイスマン冷却材”を加えて対応すると投稿。Twitterでは、セバスチャン・ベッテルが捨てバイザーを外している画像を掲載し、「忌まわしいブレーキ破壊捨てバイザーがどこから来ているかはわかっている」とジョークをみせた。しかし、ミカ・サロは「チームが発表した故障の理由を信じることはできない」と MTV3 にコメント。「ブレーキダクトがそれほどまでに熱くなっていれば、そこにあったとしても溶けるだろう」「ロータスは金曜日にもブレーキに問題を抱えていたが、それが突然フィルムか?」ミカ・サロは、単にロータスの最新の技術開発が適切ではなかったのだと語る。「空気が異なる方向に向けば、同じようにブレーキを冷やすこともできないだろう」
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