ロータスは、中国とバーレーンの2連戦で両方のドライバーに同じスペックのマシンを準備するために懸命に取り組んでいる。開幕2戦では、キミ・ライコネンにのみ最新のパッケージが与えられていた。F1マレーシアGP後、ロータスのレースチームマネージャーを務めるポール・シービイは「メインの課題のひとつは、両方のドライバーが最新パーツを利用できるようにすることだ」とコメント。
「ロマンは、マレーシアで最新スペックのエキゾーストシステムと関連するボディワークなしで走っていた。それに加えて、両方のマシンには更なる追加が予定されている」テクニカルディレクターのジェームズ・アリソンは「彼(ロマン)はここでも簡単な週末ではなかった。どちらの場合も我々は同じ構成の2台のクルマを提供することがでなかった」と述べた。オーストラリアでは、キミ・ライコネンが優勝したロータスだが、マレーシアはグロージャンが6位、ライネエンが7位と期待はずれな結果となった。ポール・シービイは「我々は予選仕様のクルマからもさらに多くを引き出そうとしている。E21はレースペース的には強いとわかっているが、より良いグリッドポジションの方がドライバーに最高の結果を成し遂げるチャンスを与えられることは言うまでもない。全てをまとめることができれば、中国で再び競争的になれる可能性は十分にある」と述べた。