ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、F1モナコGPで再び序盤にクラッシュリタイアしたロマン・グロージャンを擁護した。ロマン・グロージャンは、F1モナコGPで優勝争いを期待されていたが、スタートで並んだフェルナンド・アロンソを避けた際に、外側を走行していたミハエル・シューマッハと接触し、1コーナー手前でクラッシュした。
今年、レース序盤にロマン・グロージャンがリタイアしたのはこれで3回目だが、エリック・ブーリエは、ロマン・グロージャンの状態を判断するには経験の少なさも考慮しなければならないと考えている。ロータスが上位争いをできなかったことに、エリック・ブーリエは「失望している」とコメント。「2つの良い週末のあと、ここではどのようなスピードを期待できるかわからなかったので、我々のドライバーのひとりが上位争いをしているのを確認できたのは嬉しい驚きだった」「ロマンについて弁解の余地はないが、ひとつだけ。彼の周りのドライバーは全員、テストで何百マイルも走り、以前に何度もレースをしている。彼はまだ初年度だし、あのようなミスをするのは仕方のないことだ」「彼は、ルーキードライバーとしてはかなり素晴らしい仕事をしていると思うし、グリッド上のF1テストなしにキャリアをスタートしてF1に入ってきた誰も、彼がしているような仕事はできていない」ロマン・グロージャンは、オーストラリアGPでは1周目にパストール・マルドナドと接触してリタイア。マレーシアGPでは序盤にミハエル・シューマッハと接触してスピンし、リタイアしている。