セバスチャン・ローブが来週末のアブダビGPでF1デビューを果たすことはなくなった。5度連続でWRCチャンピオンを獲得してるセバスチャン・ローブは、トロ・ロッソで1回限りのF1デビューを目指していた。しかし、セバスチャン・ローブが所属するシトロエン・チームの広報は、セバスチャン・ローブがF1参戦に必要なスーパーライセンスを所有していないことを明らかにした。
「セブは今日、ライセンスについての返答を求めた」とシトロエン・レーシングのマリー・ピエール・ロッシは述べた。しかし、フランスのメディアは、このニュースに懐疑的な目を向けられており、単にセバスチャン・ローブへのオファーがなかった、もしくは彼自身を世界最高峰のシングルシータードライバーたちに立ち向かうリスクを回避したのではないかとの意見がある。セバスチャン・ローブは、今月始めに行われたGP2テストで最下位にタイムに終わっていた。4度のF1世界チャンピオンであるアラン・プロストは、セバスチャン・ローブの決断を支持している。「モータースポーツのファンは、セバスチャンがアブダビで走るかもしれないと非常に好奇心をもっていた。」「セバスチャンは偉大なチャンピオンだが、彼のイメージを傷つけてしまっては不名誉だ。F1とWRCの訓練は、非常に異なる」