F1は、2020年に予選レースを試験導入するグランプリを候補に挙げていることが明らかになった。報道によると、先週末F1日本GPが開催された鈴鹿サーキットで、F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンから現在の予選の代わりに45分間のスプリントレースをフランスGP、ベルギーGP、ロシアGPで試験的に実施したいとF1チームに伝えられたという。
予選の代わりに行われるスプリントレースは、その時点でのランキング上位のドライバーが後方からスタートするリバースグリッド方式が採用され、ピトストップ義務はなく、タイヤは自由に選択できるという。だが、現時点でそれが実現するかどうかは疑問視されている。台風19号の接近に伴ってすべてがのセッションが中止となった土曜日、F1の最高経営責任者であるチェイス・キャリーから各チームの首脳陣にこのアイデアが伝えられたが、賛同したのはルノー、マクラーレン、アルファロメオ・レーシング、ウィリアムズの4チームだけで、それ以外の6チームはこの予選方式に反対したことが明らかになっている。2020年に新たな予選方式を試験的に実施するには全チームの同意が必要となる。