F1は、金曜プラクティスのフォーマット変更を検討している。しかし、レースの長さについては変更を考えてはいない。2017年1月にF1を買収したリバティメディアは、広範囲にわたってF1の見直しを検討しており、土曜日のスプリントレースの導入やグリッドを決定する予選レースの開催などが提案されている。
F1のモータースポーツマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、レースの長さを変更する理由はないと考えているが、金曜フリープラクティスに関しては将来的に微調整される可能性があると Sky Sports に述べた。「グランプリの長さは正しいと思っている。長すぎず、短すぎず、ちょうどいい長さだ」「我々はグランプリを進化させ、最高の時間にしたい。だが、グランプリの長さを変更するという点は考えなくてもいいと思っている」「フォーマットを変えるのではなく、グランプリレースを強化できることは他にもあると思っている。予選はかなりうまくいっている」「金曜日のプラクティスは議論する余地はあると思う。2つのセッションが必要か、午後だけセッションにするかなどね。なぜなら、この全ての別の要因としてレース数があるからだ。レース数を増やした場合、それらのレースを行えるようにチームにかかる負担を軽減するためにフォーマットを変更する必要があるかもしれない」また、ロス・ブラウンはF1によりファンを近づけることが重要性を強調。ひとつの案として、レース週末に先立ってル・マン24時間レースのような公開車検の実施を可能性を挙げた。「常にファンが第一だ。ファンがグランプリ週末に見たいものは何だろう? クルマに近づき、ドライバーに近づきたいというフィードバックを常に得ている」「それはファンにとって不可欠な部分だ。レース週末にわたって、ファンがもっとクルマに近づくことはできないだろか? 1つの提案として公開車検がある。文字通り、クルマは車検のために出ていき、ファンがやってきて、それを見ることができるというものだ」「ル・マンではそれが行われ、素晴らしいイベントとして成り立っている。全てのファンがやってきて、クルマがリフトアップされ、下から見ることができる。なので、我々もそのような性質のものを探求している」「だが、私はレースのフォーマットについてはかなり保守的だ。現時点で大きな計画はない」