レーシングブルズのリアム・ローソンは、FP1を岩佐歩夢に譲ったため走行はFP2のみ。18番手という厳しい位置で初日を終え、本人もセットアップ面での課題を認めた。FP2ではミディアムとソフトを1セットずつ使用し、ショートラン・ロングラン双方を確認したが、いずれの状態でも十分なフィーリングを得られず、クルマへの理解を深める必要がある状況だ。
「FP2は少し難しかった。今朝FP1を走れなかったので、当然キャッチアップが必要だった。思っていたよりも作業が多いと分かったので、今夜しっかり改善する」とローソンはコメント。「FP3は気温的に予選の参考にはならないので、今日のデータが鍵になる。チームとしては速さを見せているので、あとは僕のクルマを細かく仕上げていくだけだ」レーシングブルズのチーフレースエンジニア、マッティア・スピーニはローソンの状態について次のように説明した。「リアムはミディアムとソフトを1セットずつ使って多くのドライバーと同じプログラムを進めたが、ショートランでもロングランでも完全には快適ではなかった。ペースを上げるには改善が必要だ。ただ、高燃費走行ではしっかり距離を走れたので、日曜に向けたデータは十分に集められた」