リアム・ローソンは、ランド・ノリスのロゴを「コピーした」として非難されている。F1レーサーは、コース上での名声を確立するにあたっては、しばしばそのドライビングで語らせる。しかし、コース外の人々の注目を集め、確固たる評判を築くためには、モータースポーツ以外の分野でアイデンティティを確立することも同様に重要である。
マクラーレンのランド・ノリスから新人のリアム・ローソンまで、ほぼすべてのドライバーが独自のブランドを持っている。興味深いことに、この2人のアイデンティティはF1コミュニティの好みに合わないほど似通っている。ドライバーたちは、企業と同じように、自身のブランドを区別するためのロゴを考え出す。2025年シーズンを前に、F1コミュニティはソーシャルメディア上で同じ話題について議論していたが、一部のファンがローソンのロゴがノリスのロゴにあまりにも似ていることに気づいた。多くの人が X(旧Twitter)でオンラインでの中傷を開始し、容赦なくローソンを非難した。「リアム・ローソンはロゴまでコピーしているなんて最低だ」と、あるファンが書き込んだ。しかし、出回っているロゴは公式のものなのか? 残念ながら、ローソンの場合はイエスだ。 ノリスはすでに6年以上F1で活躍しており、ブランドやビジネスも確立されているため、F1界は彼を追及することはないだろう。 一方、ローソンはレッドブルの一員として、今年初めてフルシーズンを戦うことになる。なぜF1ドライバーにはロゴがあるのか?F1が世界で最も人気のあるスポーツのひとつであることを考えれば、ドライバーやその周辺の人々がビジネス面での利益を追求したいと考えるのは理解できる。近年、グッズの売り上げが急増しており、そのポテンシャルは計り知れない。例えば、2022年から2023年にかけては、公式F1グッズの売り上げが3桁のパーセンテージで伸びた。ドライバーたちもその恩恵にあずかりたいと考えているため、ほとんどのドライバーが自身の衣類ラインや記念品を販売している。ダニエル・リカルドやノリスなど、大成功を収めたブランドを展開している者もいるが、ローソンなど、徐々に軌道に乗りつつある者もいる。リアム・ローソンがレッドブル・レーシングで名を上げ、ロングランで成功を収めることができれば、人気ドライバーたちのようなビッグブランドを築くことができるだろう。しかし、ノリスとロゴが酷似しているため、新しいロゴデザインを考え出す必要があるかもしれない。