リアム・ローソンが、2023年F1第18戦カタールGPへの意気込みを語った。負傷したダニエル・リカルドの代役としてスクーデリア・アルファタウリとの5戦目を迎えるリアム・ローソン。これまで全てのレースを完走し、チームメイトの角田裕毅を上回ってきたローソンは、初めてのカタール&スプリントでも、将来のフルタイムでのF1参戦のために実力を示していきたいと語る。
「日本での経験はすべてが素晴らしかった。この1週間は、これまで経験したことのないほど多くのメディアやイベントがあってとても忙しかったけど、すべてが楽しかったし、週末自体も楽しかった」とリアム・ローソンはコメント。「ザントフォールト以来、初めてレースでのスタートがうまくいった。何が足りないかは常にわかっていた。スーパーフォーミュラで慣れていることとはまったく違うし、とにかく手順をまとめることの問題だった。間違いなく役に立つことなので、それができて良かったし、今後もうまくやり続けるために作業を続けていく」「次はカタールだ。どのような展開になるかもアップグレードがどのように機能するかもわからない。というのも、日本で苦戦したのは主にセクター1の高速域だったので言うのは難しい。新しいパッケージについてはまだ学ぶことがたくさんあるし、カタールが僕たちのクルマに合うタイプのサーキットかどうかもわからない。学ぶには時間がかかるけど、カタールではもっと多くのチャンスがあるので、それを最大限に引き出そうと努力している。でも、スプリントウィークエンドでもあるので、特に僕のようなシチュエーションにはかなりトリッキーだ。ここで走ったことがないので、スプリントウイークエンドに入るのは特に厳しいだろう」「先週末にカタールのトラックをシミュレーターで走った。とても速くて、高速サーキットで、かなりユニークだ。トラック全体に低速コーナーが1つしかないし、こんなトラックはあまり見たことがない。残りは4速、5速、6速、7速だけなので、エキサイティングなドライビングになると思う。フリープラクティスは1回だけなので、僕たちドライバーは速くなるためにどこを改善すればいいかを知る必要がある。夜になって気温がもっと下がれば速くなるだろうし、クルマからすべてを引き出す方法を正確に知る必要がある。今までのレースよりもタフになると予想している」「日本では、来年からリザーブドライバーに戻るというニュースが公になった。もちろん、僕の目標はフルタイムでF1に参戦することなので、残念なことではあるけど、それでも僕の目標であることに変わりはないし、今は将来それを実現できるようにトライすることが重要だ。今はまだ何かを示し続けるチャンスがあるので、それを最大限に活用したいと思う。とりあえず、これが続く限りはそれに集中し、F1から一度離れたら、メキシコGPの週末に鈴鹿で行われるスーパーフォーミュラ最終戦の準備に全力を注ぐことになる。マシンに戻って調整するのはとても大変だろうけど、グランプリ週末を通して鈴鹿を何周も走ったことが役に立っているのは間違いない」