リアム・ローソンは、アルファタウリF1でのオランダGPでのF1デビューに満足していると語る。全車がスリックタイヤでレースをスタートさせたが、オープニングラップに雨がザントフォールトを襲い、インターミディエイトタイヤに慌てて交換した後もドラマは続いた。
FP2でクラッシュして左手の中手骨を骨折したダニエル・リカルドの代役として招集されたローソンは、いち早くピットインして順位を上げたが、ピットレーンでの妨害により10秒加算のペナルティを受けて後退した。雨は小降りになり、スリックタイヤに履き替えたが、その後、豪雨に見舞われ、アルファロメオの周冠宇がクラッシュしたため、レース終盤に赤旗中断となった。しかし、難しいコンディションのなか、ローソンは13位でマシンを持ち帰った。「ちょっと雑なレースになってしまった」とローソンはメディアに語った。「コンディションは大混乱だった」「グリッドについたら雨が降ってきた。確かに最高の気分ではなかった。でも、レースを通して多くのことを学ぶことができた」「序盤はベストではなかった。ピットストップでのスタック、そしてペナルティ(ケビン・マグヌッセンのドライブ妨害)で多くのタイムをロスした」でも後半は、ソフト、クリーンエア、そして、インターで少しずつ感覚を掴み始めた。昨日よりずっと快適だった。それは確かだ」「いつも振り返って反省するものだし、もっとうまくやりたかったことは確かにある。でも、かなり満足しているよ」ローソンはフェラーリのシャルル・ルクレールとホイールトゥホイールのバトルを繰り広げた。ルクレールは、レース序盤にマシンにダメージを負ったことが原因でリタイアした。ニュージーランド出身のローソンは、バトル中にフラストレーションが残ったことを認めつつも、F1での戦闘経験を積む機会を得たことを喜んだ。「公平に見てかなり波乱万丈だった」とローソンは語った。「彼はソフトタイヤでかなり苦戦していたと思うし、僕が抜くたびにストレートで抜き返された」「だから少しイライラしたけど、経験を積むのは明らかに良いことだ」「何度もピットストップを繰り返し、雨でもドライでもホイールトゥホイールのレースをして、あらゆる状況を経験できた。だからいい勉強になったね」