2023年ル・マン24時間レースのハイパーポールが6月8日(木)に開催され、アントニオ・フオコが駆るフェラーリ499Pの50号車がポールポジションを獲得。50年ぶりにル・マンのトップクラスに復帰したフェラーリがトヨタを倒してワンツーを決めた。ハイパークラス規定の世界耐久選手権の上位クラスに戻ったフオコは、キャデラック3号車のセバスチャン・ブルデーが火災に見舞われ赤旗中断となったセッションで、サルト・サーキットで3分22秒982を記録。
元F2ドライバーのアントニオ・フオコは、アレッサンドロ・ピエル・グイディが駆る姉妹のフェラーリの51号車を0.773秒上回り、前回フェラーリが総合優勝候補だった時から半世紀を経て、100周年記念大会となるル・マン24時間レースでフェラーリのワンツーを確定させた。3番グリッドはトヨタ8号車で、元F1レーサーのブレンドン・ハートレーがポルシェ・ペンスキー75号車を僅差で抑え、ディフェンディング・ウィナーがフェラーリ2台のすぐ後ろからスタートすることになりました。7月にシカゴでNASCARカップデビューを果たす予定の小林可夢偉は、トヨタ7号車で暫定3位につけていたが、トラックリミット違反によってベストラップが抹消され、5位に後退した。セッションは残り5分15秒でセバスチャン・ブルデーのキャデラック3号車が炎上したため赤旗中断となったが、マーシャルによって車が運び出されたため本人に怪我はなかった。予選1日目の各クラス最速の8台が参加するハイパーポールは再開され、ドライバーは1周のアタックでタイムを更新するチャンスを阿多が、ハートレーと小林がタイムを更新することができなかったため、フェラーリの2台がコースに復帰することはなかった。LMP2のポールポジションはポール・ルー・シャティンがドライブするIDEC Sport ORECAの48号車が獲得し、LMGTE AMの栄誉はベン・キーティングが率いる33号車が獲得した。レースは土曜日の午後、現地時間午後16時にスタートが切られる。
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