ル・マン24時間レースの公式eスポーツイベント『ルマン24時間バーチャル(24 Hours of Le Mans Virtual)』がTwichで無料ライブ配信されている。新型コロナウイルスの感染拡大によって9月19~20日に延期されたル・マン24時間レースにの代わりとしてACOフランス西部自動車クラブは6月13~14日に総勢200名が参加する世界最大級のオンラインレース『ル・マン24時間バーチャル』を開催。
ルマン24時間バーチャルは、4人のドライバーで構成されるチームで最低2人のプロのドライバーと最大2人のシミュレーターで構成される必要がある。レースはゲームプラットフォーム rFactor 2 で使用される。レースはLMP2とGTEの2つのクラスで争われ、各カテゴリーで最大50台のマシンがレースに参加。マシンは、LMP2がオレカ07、GTEはポルシェ911 RSR、アストンマーティン・バンテージAMR GTE、シボレー・コルベットC7.R、フェラーリ488 GTEの4車種から選択でき、チームはカラーを自由に選択できる。ドライバーの変更は必須。各ドライバーは、最低4時間、最大7時間運転する必要がある。さらに、レースは天候が変化する中で行われ、破損したマシンはピットで修理することができる。チームはパフォーマンスを最適化するために独自の設定を調整できる。給油とタイヤ交換が必須。戦略がレースの中心となる。ルマン24時間バーチャルには、5名の現役F1ドライバー、2名の元F1ワールドチャンピオンを含め、本家のル・マン24時間レースでは見られない豪華な顔ぶれが出そろっている。F1界からは5名の現役F1ドライバーが参加。LMP2に参加のTeam Redlineはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とランド・ノリス(マクラーレン)を起用。GTEに参加するフェラーリ AFコルセはシャルル・ルクレール(フェラーリ)とアントニオ・ジョビナッツィ)が52号車をドライブ。また、VELOCE ESPORTS 1は、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)を起用し、元F1ドライバーのジャン・エリック・ベルニュと組む。元F1ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソは、自身のチームFA/RB ALLINSPORTSでルーベンス・バリチェロとタッグを結成。ジェンソン・バトンがTEAM ROCKET ZANSHOから参戦する。他にもフェリペ・マッサとジャンカルロ・フィジケラ(STRONG TOGETHER)、ファン・パブロ・モントーヤ(TEAM PENSKE)、ストフェル・バンドーン(VELOCE ESPORTS 2)、ギド・ヴァン・デル・ガルデ(VELOCE ESPORTS 2)、アンドレ・ロッテラーとニール・ジャニ(PORSCHE ESPORTS TEAM)、ヤン・マグヌッセン(CORVETTE RACING USA)といったドライバーが参戦。TOYOTA GAZOO Racingは、7号車を小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス、8号車をセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、山下健太が走らせる。また、TOYOTA GAZOO RACING ARG(アルゼンチン)としてネルソン・ピケJr.が10号車を走らせる。RICHARD MILLE RACING TEAMは、キャサリン・レッグ、タチアナ・カルデロン、ソフィア・フローシュに女性シムレーサーを加えた女性チームとして参加する。