マクラーレンのランド・ノリスは、2戦連続でルイス・ハミルトンを上回った後、メルセデスのドライバーを皮肉った。最近のレースで大幅に改良されたマラーレンで、ノリスは2戦連続でレッドブルのマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位の座を獲得した一方で、ハミルトンは悪夢のような1周目に耐えて4位でフィニッシュした。
23歳のノリスは、7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンが最後尾でレースをすることがどのようなものなのか分かっていないと指摘し、シーズン序盤のマクラーレンの苦戦を引き合いに出した。「昨日(土曜日)、ルイスは1番手以外でフィニッシュすることがいかに厳しいかを訴えていた」とノリスはレース後の記者会見で語った。「19番手や20番手でレースをしてみてほしい。彼はそんなことをしたことがない。つまり、それがルイスがF1でやっていない唯一のことだ」ノリスは、序盤にチームメイトのオスカー・ピアストリとともにハミルトンを抑えていたにもかかわらず、マクラーレンのマシンはメルセデスより速くないと主張した「メルセデスは昨年ここでポールポジションを獲得しているし、彼らのマシンはかなりいい」とノリスは語った。「ルイスが僕らのクルマがいかに素晴らしくて、彼らのクルマがいかに悪いか、多くの文句を言っているのは知っているけれど、彼らのクルマは悪くない」「そして、シーズンはまだ終わっていない…」ノリスはまた、ハミルトンが3コーナーの間に1番手から4番手まで順位を下げたスタートの悪さを受け、ハミルトンとメルセデスがハンガロリンクで最大限のパフォーマンスを発揮できなかったとも指摘した。「ルイスは1コーナーで前にいたし、それは、その後はアウト側にとどまることができた。「ルイスは(最初のコーナーで)前を走り続けたし、イライラさせられた」とノリスは語った。「でも、その後はなんとかアウト側に留まることができた」「ちょっと驚いたね。彼はもう少しワイドに走らせるだろうと思っていたけど、そうはしなかった。僅差だったし、彼はまだ頑張っていたと思うけど、ターン2はとてもロックアップしやすい」「そして、それがうまくいったことが今日のレースを救ったと思う。もしあそこでルイスをパスできなかったら、今日は彼をオーバーテイクできなかったと思う」「彼らの全体的なペースは非常に強かった。彼らはあまり良いレースをできなかっただけと思う。そして、あのオーバーテイクのおかげで表彰台を獲得できた」