マクラーレンF1のランド・ノリスは、2023年F1第8戦スペインGPを17位で終えたが、レースは「予想通り」だったと主張し、チームが日曜にポイント争いをするほどの速さはまだ持っていないと述べた。ノリスは予選で今季最高の3位を獲得したが、1周目にメルセデスのルイス・ハミルトンの左リアタイヤと接触し、フロントウイングにダメージを負った。この接触でピットインを余儀なくされ、午後の残りの時間は最後尾を走ることになった。
ハミルトンとの接触についてどう思うかと尋ねられたノリスは「アンラッキー」な出来事だったとしながらも、1周目の接触にかかわらず、トップ10入りは難しかっただろうと主張した。レースはどうだったかと聞かれたノリスは、「予想通りだった」と答えた。「自分たちが遅くなることは分かっていたし、ポイント圏内に入るのは難しかった。今日の目標は、9位でも10位でもいいから、ポイント圏内に食い込むことだった」「もちろん、1周目ですべてが犠牲になったけど、同時に今日はトップ10でフィニッシュする可能性は低かっただろう。昨日の結果を受けてみんな期待が大きすぎたのではないだろうか」「できる限り管理しようとしたけど、同時に、今日は今年一番のペースだったし、通常のペースだった。昨日は、よくわからないけど、未知の僕たちにとって特別な日だった。今日は予想通りだった」カナダを前にして、モントリオールでのレースに何を期待するかという質問に対して、ノリスは「何も変わらないよ。おそらく、7番手か8番手のクルマだろう」と答えた。「このままではポイントを争うことすらできないので、引き続き、気を引き締めて、一生懸命働き続けるだけだ。それくらいシンプルなことだ」