ランス・ストロール(アストンマーティン)は、F1スペインGPのフリー走行3回目の終盤にルイス・ハミルトン(メルセデス)と“不規則”な衝突を起こしたことでスチュワードから厳重注意を受けた。ホットラップ中だったランス・ストロールは、ターン5の進入でクリージングしていたハミルトンに急速に接近した。7度の世界チャンピオンであるハミルトンは、ストロールの邪魔をする形になった。
ハミルトンはストロールが追い越せるように極端にワイドなラインを取り、さらに手を振って謝罪した。 しかし、ストロールは怒りにまかせ、ハミルトンをさらに押しのけ、W15のサイドに接触した。その数分後に撮影されたストロールの車のガレージ映像には、右サイドポッドに損傷があることが映っており、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットでの予選までに修理が必要であることが明らかになった。このインシデントはすぐに注目され、その後スチュワードによって調査された。スチュワードは、妨害されたドライバーであるにもかかわらず、ストロールの行動は不適切であると判断した。 「スチュワードは、18号車のドライバー(ランス・ストロール)、44号車のドライバー(ルイス・ハミルトン)、チームの代表者から事情を聴取し、ビデオや車載カメラ、チームの無線記録などの証拠を確認した」「18号車のドライバーは、44号車にターン5で妨害され、腹を立てたと述べた。彼は、出口で相手のドライバーに車を寄せて不快感を示そうとしたことを認めた」「両車は接触したが、それは偶然の出来事でした。しかし、スチュワードは、18号車の行為は危険ではなかったものの、不規則であったと判断し、前例に則り、ドライビング・リプライズ(運転に関する警告)を発令した」「競技者は、FIA国際スポーツ規約第15条およびFIA司法・規律規則第4章に従い、適用される期限内に、スチュワードの特定の決定に対して異議を申し出る権利を有することを念頭に置いてください」「スチュワードの判断は、FIAとは独立して、関連規則、ガイドライン、提出された証拠のみに基づいて行われる」
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