ランス・ストロールは、早くもウィリアムズの2018年F1マシン『FW41』はグリッドで“最も遅いマシン”との烙印を押した。当初、ウィリアムズの低調なパフォーマンスの責任は若手ペイドライバーのランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンに向けられていたが、F1バーレーンGPでのパフォーマンスを受け、批判家たちの矛先はマシン自体に向いている。
F1バーレーンGPで最下位のチームメイトのひとつ前で終えたランス・ストロールは、ウィリアムズ FW41がグリッドで最も遅いマシンだと断言する。「自分のレースには満足している。もちろん、もっと良い結果を望んでいたけどね」とランス・ストロールはコメント。「今の僕たちのクルマは最も遅い。僕としては最大限を引き出せているという自信がある。現在の状況のなかで僕はベストを尽くしている」「唯一の慰めはチームメイトに勝ったことだね」バーレーンでストロールの父親であるローレンス・ストロールと緊張をはらんだ議論をしている姿が目撃されたウィリアムズの最高技術責任者を務めるパディ・ロウは、マシンに問題を抱えていることを認める。「我々には自分たち自身と戦う以上のペースはなかった」とパディ・ロウはコメント。「ほとんど時間はないが、検査して解決策を見つける必要がある」元F1ドライバーでセルゲイ・シロトキンを支援するSMPレーシングで密接に仕事をしているミカ・サロは「理論上と空力的な数値ではクルマは良く見える。去年よりもはるかにいい」と C More にコメント。そう語るミカ・サロは、ウィリアムズの大きな問題はタイヤを機能させられない点にあると語る。「そうだね、チームは改善するための何かを見つける必要がある」とミカ・サロは認める。「幸いにも、彼らにはパディ・ロウやロブ・スメドレーのような優れたエンジニアがいる。彼らが解決策を見つけられないのなら、誰も見つけることはできないだろう」