2017年にウィリアムズでF1デビューすることが決定したランス・ストロールは、F1シート獲得は自分がチームに持ち込む資金によるものだけではないと信じている。ランス・ストロールの契約の詳細は明らかになっていないが、大富豪の父を持つランス・ストロールのバックに大きな財力があるのは確かだ。
だが、ランス・ストロールは、ヨーロッパF3を圧倒的な成績で制した自分にはシートを得るだけの才能があると確信している。 「人にはそれぞれの意見があるし、僕がそれを変えることはできない」とランス・ストロールはドライバー発表会の場で述べた。「僕の家はお金持ちだ。それは否定しない。でも、僕は自分でF1のチャンスを掴んだと信じている。今までシングルシーターで戦った全ての選手権で優勝してきたからね」 「FIAはそのためにスーパーライセンス制度を設けたはずだ。お金でF1への道を買うのではなく、ジュニアカテゴリーで勝って実力を証明する必要がある」「僕がお金によってここにいるのではないということをいつまでに証明できるかを明言するつもりはない。それにはたくさんのことに関わってくるし、様々なものが正しい位置に収まる必要があるからね。僕は自分のことだけを心配しておくよ。来シーズンを楽しみにしていたい」 副チーム代表のクレア・ウィリアムズは、お金がチームの判断の決定打ではないと主張しており、ランス・ストロールは自ら“ペイドライバー”のレッテルを払いのけるはずだと自信を見せる。 「ランスのバックグラウンドについて多くのコメントがあることは知っています。皆さんにはっきりさせておきたいのは、ウィリアムズというチームがドライバー選定に金銭的対価を絡ませるようなことは絶対にないということです」とクレア・ウィリアムズはコメント。「今年もそうです。お金がパフォーマンスを動かすことはありません。才能があるかないかです。ランスは才能を証明し、しっかりとした成果を挙げてきました。来年は仕事をしなければなりませんし、きっと噂を払いのけてみせることでしょう」関連:ランス・ストロール、父親は総資産2500億円の大富豪
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