ロバート・クビサが、ウィリアムズの2017年F1マシン『FW40』でのテストを開始した。28日(火)、最終戦アブダビGPの舞台となったヤス・マリーナ・サーキットで2017年最後のF1合同テストがスタート。ロバート・クビサが、テストナンバーであるカーナンバー40が装着されたウィリアムズ FW40でのテストを開始した。
テスト開始前からウィリアムズのピットには多くの報道陣が集まった。ロバート・クビサは初日となる今日は午前中のみテストを実施。2日目となる明日は午後の後半から再びテストを実施する。ウィリアムズの技術責任者を務めるパディ・ロウは、今回のロバート・クビサのテストについて「我々全員が彼が過去にF1でどのような活動をしてきたかを見ている。彼は素晴らしいドライバーであり、非常にプロフェッショナルでコミットしており、熱心で非常に知的なドライバーだ。彼は刺激的で有望な男だ。それが我々が彼に見ていることだ」とコメント。「ロバートとのプロセスにおいては、彼の怪我がF1でドライブする能力に影響を及ぼしているかどうかを評価することが重要だ。それくらいシンプルなことだ」パディ・ロウは、ロバート・クビサのテストに先立って、同じパドルでシフトのアップダウンを操作できるようにステアリングにいくつかの修正を施したが、それは問題ないことだと述べた。「ギアなどのスイッチ類にいくつか変更を施している。いずれにしろ、実際にはほとんどのドライバーが自分好みに調整している。大部分のチームで2人のドライバーのステアリングホイールは異なっている」2011年のプレシーズン中にラリーでの事故で重傷を負ったロバート・クビサは、今年ルノーとのプライベートテストで6年ぶりにF1カーをドライブ。ハンガリーテストでは今季マシンでの走行も実施している。ウィリアムズは、2018年のランス・ストロールのチームメイトとしてロバート・クビサの起用を検討しており、今年10月にはシルバーストンとハンガロリンクで2014年F1マシンでのテストを実施している。今回のテスト用にヘルメットにはウィリアムズのスポンサーであるマルティーニのストライプが入れられている。