ヘイキ・コバライネンが、バレンシアでの3日間のテストを終えての新車T128の印象を語った。チーム・ロータスはテスト終了後の4日(金)にバレンシア・サーキットで撮影およびプライベートテストを実施。ヘイキ・コバライネン、ヤルノ・トゥルーリ、そしてアンゴラ人ドライバーのリカルド・テイシェイラがT128を走らせた。
ヘイキ・コバライネン「バレンシアは素晴らしいテストだった。最初の2日間はパワーステアリングに問題があったけど、去年は最初の2つのテストに参加することさえできなかったことを忘れてはいけない。今、僕たちには最初のテストから他のみんなと走れるクルマがあるし、今日問題なく走れたことは素晴らしいことだ。もっと詳細までマシンのバランスを見ていくことができたし、初日から感覚は変わっていない。僕たちには今年にむけた良いクルマがあると思うし、他のプレシーズンテストで取り組み続けていけば、昨年のように信頼性を心配せずにきちんとしたマイル数を稼げるだろう。昨年マシンからの具体的な改善のひとつは、今年のマシンは低重心化されていることだ。シャシーは小型化されているし、ずっと効果的にバラストを積むことができるので、クルマ全体から昨年は経験できなかったようなバランスを感じることができる。今では、絶えずオーバーステアやアンダーステアを修正することなくターンインできるし、リアエンド全体がルノーエンジンとレッドブルのギアボックスを念頭に設計されているので、空力的にもずっと効率的だ。基本的に、開発するための非常に素晴らしいプラットフォームだと思うし、この先のシーズンに向けて、すぐに僕とチーム全体が非常にポジティブな兆候を感じることができた」関連:チーム・ロータス T128 (主要諸元)