F1韓国GPの地元運営団体は、開催料よりも高い違約金を請求されたことで2016年のF1開催復活を求める意向のようだ。韓国は、2016年までF1開催契約を締結。全羅南道・霊岩で2010年から2013年まで4回にわたりF1グランプリを開催したが、多額の赤字を抱えるなど財政状態が悪化し、昨年、は地元運営団体の要望で開催を中止。
FIAは、契約を順守するカタチで昨年12月に公表した今季のF1カレンダーに韓国GPを含めていたが、実現の可能性は低いと判断し、カレンダーから削除している。一方、今月、FOMが韓国側に対して1大会の開催権料の倍にあたる8600万ドル(約102億円)の違約金を請求したと報じられた。これを受け、韓国GPの運営団体は「グランプリを復活させたい。FOMと交渉する予定だ」と述べているという。韓国の地元開催者は、違約金は報じられている額よりも少ないとしているが、海外メディアは「赤字を理由に開催を中止しながら、違約金の方が高くつくとわかった途端、やはりやりますでは筋が通らない」と報道。「FOMは韓国側がどこまで本気なのか懐疑的になっているようだ」としながらも、2016年まで契約を結んでいる韓国側が契約通りにグランプリを開催すると主張した場合にそれを阻止できるかは不明だとしている。