クリスチャン・クリエンは、残りのシーズンでのヒスパニア・レーシングからの参戦、また2011年のF1フル参戦を獲得することを目指している。厳しいデビューシーズンを送っているヒスパニア・レーシングは、ブルーノ・セナ、カルン・チャンドックの両方のオリジナルドライバーが、豊富な資金をもつ山本左近にシートを明け渡している。ブルーノ・セナは、契約によって残りのシーズンでの参戦が保証されていると主張するが、カルン・チャンドックの正ドライバーの座は、山本左近に明け渡されたとみられている。
しかし、もう一人の契約ドライバーであるクリスチャン・クリエンも、今季のレース参戦をまだ諦めてはいない。「なんとも言えないね」とクリスチャン・クリエンは daily Kurier にコメント。「ヒスパニア・レーシングの4人のドライバーは全員、平等な立場にいる。完全にチーム次第だ」クリスチャン・クリエンは、スペインGPとヨーロッパGPの金曜フリー走行でF110を走らせている。「経験を積むためにも出来るだけたくさんにクルマに乗りたい」ジャガーとレッドブルでF1に48戦出場し、ホンダとBMWでテストドライバーを務めた経験のあるクリエンは、2011年にヒスパニア・レーシングのレースシート候補になることを期待している。「チームのみんな、さらにボス(コリン・コレス)と非常にうまくやっている」プジョーのル・マン プログラムに関与していたクリスチャン・クリエンだが、プジョーはF1よりもスポーツカーに専念するドライバーを望んでいるため、もう関与することはないだろうと語る。「他の(F1)チームとも話をしている」とクリスチャン・クリエンは主張した。
全文を読む