小林可夢偉は、スーパーフォミュラ 第3戦 富士の決勝レースを10位で終えた。予選では、20分あるQ1のセッション中で小林可夢偉はほぼ一貫してタイムモニターの上位にその名を刻み、最終的には6位でここを通過。2戦ぶりのQ2突破も難なく決めるかと思われたが、Q2終盤、路面が乾く方向のなかで熾烈な順位変動があり、0.055秒差でQ3進出枠の8位以内を逃す。
「マシン的に、路面が乾いてくると厳しかったですね」と小林可夢偉は予選を振り返る。8番グリッドからのスタートとなった小林可夢偉は、1周目はライバルたちとの接近攻防を連続的に強いられる厳しい流れのなか、1コーナーで他車に押されたり、へアピンでは2号車と接触したりと辛い状況。序盤戦、9〜11番手でレースを進めた小林可夢偉は多くのマシンと同じく16周目終了時に給油ピットインを敢行、順位は13番手となった。ここで全車がルーティンピットを終えたとみられる状況になったため、このままでは大幅な順位アップは望めないそこで小林可夢偉はもう一度ピットへ。ほぼ最後尾まで下がるが、フレッシュなタイヤに履きかえるというチャレンジ策を実行する。その後、1周目の件でドライブスルーペナルティを受けもしたが、粘り強く走り、上位の脱落もあって10位でゴールした。「1周目は1コーナーで誰かに押されて、それで遅れをとることになったんです。その後は36号車と競り合っていたんですけど、ヘアピンで僕たちのアウト側から2号車がターンインしてきた時に、彼に当たるかたちになってしまったという状況でした」と小林可夢偉はコメント。「もっとマシンの改善をしていかないといけませんね。明日の富士テストを含めてしっかりやって、次戦で頑張りたいと思います。チャンピオンシップのポイント的には上位ともそんなに離れていませんから、まだまだチャンスはあると思っています」関連:【動画】2016 スーパーフォーミュラ 第3戦 富士:決勝ダイジェスト
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