小林可夢偉とロベルト・メルヒは、ケータハムが2014年の残りのレースにどのような体制で臨むかを知らないままだ。スペイン人のルーキ、ロベルト・メルヒは、小林可夢偉に代わってレースに出場すると言われていたが、当面は金曜フリー走行の役割に留まっている。一方、小林可夢偉はグランプリ毎にレースに出場するかどうかを伝えられている状況となっている。
「火曜日にコリン・コレスに呼ばれて、ソチに行くよう伝えられました。すぐに荷造りをして来ました」と小林可夢偉はコメント。小林可夢偉は、2015年もケータハムのドライバーかどうかわからないだけでなく、3週間後のオースティンでもレースに出れるかどうかはわからないと公然と認める。「ケータハムに留まることができるなら、そのチャンスを生かすつもりですが、他のオプションも探る必要があります」と小林可夢偉は語る。「ケータハムは困難な時期を経験しています。誰も状況がこのように進展していくのは見たくありませんでした。来年、変わるかどうかみてみましょう」コリン・コレスの新体制のもとケータハムのレギュラードライバーになるとされていたロベルト・メルヒも、将来について確信を持っていないようだ。「ここで今年3回目のプラクティスセッションを走る」とロベルト・メルヒはロシアでコメント。「でも、レースに参加するチャンスがあるかどうかはわからない。チーム次第だ。僕たちは見守っているだけだ」