小林可夢偉が、来週末のF1シンガポールGPで再びケータハムのステアリングを残る可能性は残されている。F1ベルギーGPでシートを失った小林可夢偉は、F1イタリアGPを戦うためにモンツァに呼び戻されたが、ケータハムのマネジメントがスペイン人のロベルト・メルヒのF1デビューを目指しているのは明らかだった。
しかし、ロベト・メルヒは、レースに出場するためのF1スーパーライセンスが発給されなかったため、金曜フリー走行1回目に小林可夢偉のマシンを走らせた。だが、FIAが要求する300kmの走行には遠く及ばなかった。F1イタリアGPで力強いパフォーマンスを見せた小林可夢偉は、レース後、自分はいつも通りにシンガポールに向けて準備をするだけだと語った。小林可夢偉は、17日(水)にシンガポール入りし、ケータハムの決断を待つと述べている。それはスパでシートを失ったときと同じ状況だ。「モンツァはとても独特なトラックなので、他のサーキットでどうなるか見てみましょう」とレース後のリリースで小林可夢偉は述べていた。同時に、F1日本GPでケータハムからレースに出場のはアンドレア・カルダレッリだという噂が出ている。24歳のイタリア人ドライバーであるアンドレア・カルダレッリは、F1ベルギーGPでアンドレ・ロッテラーがケータハムのシートを得たときにスーパーフォーミュラで彼の代役を務めた。ケータハムの新チーム代表マンフレディ・ラベットは、トヨタやフェラーリのF1マシンをテストしたことがあるアンドレア・カルダレッリを支援しているとされており、日本とも繋がりも深い。