ザウバーのテクニカルディレクターを務めるジェイムス・キーは、日本の大地震のニュースにも関わらず、11日にテストでの作業を全うした小林可夢偉のプロ意識を称賛した。小林可夢偉は、母国に日本が東日本大地震で深刻な被害を受けたというニュースを最終F1テストが実施されていたスペインのバルセロナで聞いた。
小林可夢偉は、予選およびレースプログラムを実施して6番手タイムを記録したが、気持ちは上の空だったことを認めた。「今日は予選の練習とほぼレース距離といった予定されていたプログラムを実施しました。でも、今は日本の皆さんのことで頭がいっぱいです。僕の母国は大震災に見舞われました。重苦しいニュースですし、本当に悲しいです。なんて言っていいかわかりません」と小林可夢偉は述べていた。だがジェイムス・キーは、気丈にプログラムをこばした小林可夢偉を称賛した。「最終日に可夢偉が見せてくれたプロ意識に感謝したい」「今日は昨日と類似したプログラムを実施した。午前中の予選練習でのトラックコンディションは非常に寒く、昨日の比較するのは難しかったが、非常に生産的だった。午後はレースシミュレーションを実施した。最初は中古タイヤで、最後は新品のセットを使った。残念ながらドライブシャフトに問題が発生して、数周速く切り上げなければならなかった。問題を調査しなければならない。今日、我々は最後の冬季テストを迎えた。今はメルボルンでのシーズン開幕戦を楽しみにしている」