小林可夢偉は、2011年にKERSの復活の可変リアウングが導入されても、オーバーテイクが増加するとは確信していない。小林可夢偉は、大部分のチームがKERSを搭載することでアドバンテージはなくなると考えており、また可変リアウイングついての現在の規約では、システムが効果的に機能するかどうか疑問視している。
「ほぼ全員がKERSを搭載するので、役に立つとは思えません」と小林可夢偉はコメント。「リアウイングだけですね。でも、レース中に先行マシンと1秒差がある場合に使うというアイデアが本当に機能するかどうかわかりません」オーバーテイクで2010年のF1を沸かせた小林可夢偉だが、KERSと可変リアウイングによって、オーバーテイク技術の価値が低下してしまうと考えている。「おそらくそうなるでしょうね。特に全員にとってオーバーテイクがより簡単になってしまえば。でも、それは規約の一部なので心配することではありません」また小林可夢偉は、新しいシステムをうまく使いこなせるドライバーが、今シーズンは有利になると考えている。「一番重要な問題は、新しいシステムでどのようにラップタイムを短縮するか、そして、いかに多く短縮できるかです。新しいシステムに慣れることに取り組んでいます」「それはドライバーの仕事であり、効率的に使えないドライバーよりも、上手に使えるドライバーがアドバンテージを得られるでしょう。集中力の問題ですね。間違いなく僕はそれに対応することができると思っています」「いろいろな話がありますが、そうですね、僕たちはレースドライバーですし、不満を言うのもビジネスの一部です」