今シーズン限りでルノーのF1シートを失うジョリオン・パーマーは、2018年にF1シートを確保できない場合は、インディカーに転向することを視野に入れていると述べた。ルノーは、2018年にトロ・ロッソがホンダへとパワーユニットを変更する交渉の一環として、レッドブルからカルロス・サインツを獲得。ジョリオン・パーマーはルノーのF1シートを失うことになった。
ジョリオン・パーマーは、F1を離れなければならくなった場合は“レースを楽しむことができ、長期的な視点で集中できる場所”を見つけることが最優先事項だと述べた。「今シーズン末でF1を離れることになったら、もちろん、新しい章をスタートすることになる」とジョリオン・パーマーはコメント。「そこに全てを注ぎ込んで、長期的にやっていきたいと思っている」「F1は素晴らしいし、残りたいと思っているけど、トップチームで安全なシートにいない限りは、毎年多くのプレッシャーがある」インディカー転向を視野に入れているかと質問されたジョリオン・パーマーは「その可能性はあるし、オプションのひとつだ。でも、F1の後にはレースをするための場所はたくさんある」「インディカーはそれらのひとつだ。それが好ましいオプションかどうかは言わないけどね」「もちろん、非常に異なるカテゴリーだし、多くのことを考える必要がある」ジョリオン・パーマーは、まだ“確固たるプランはない”と強調しつつも、いくつかのシリーズは“むしろやりたい”選択肢であると認める。だが、そのなかにスポーツカーへの転向は含まれていないようだ。「僕はずっとホイール・トゥ・ホイールのバトルが好きだと言ってきた。LMP1はホイール・トゥ・ホイールのバトルができるとわかっているけど、耐久レースは非常に異なる」「オプションのひとつではある。何が入手可能かを見なければならない」「でも、僕はポジションをかけてホイール・トゥ・ホイールのレースをしたい」ジョリオン・パーマーにはウィリアムズ移籍の可能性も残されているが、ウィリアムズのセカンドシートには、現行ドライバーのフェリペ・マッサ、リザーブドライバーのポール・ディ・レスタ、そして、F1復帰を目指すロバート・クビサという強力なライバルがひしめいている。「僕が見る限り、1つのシートはある」とジョリオン・パーマーはF1でのオプションについてコメント。「それを目指しているドライバーは何人かいる」「チャンスはあるけど、そこに全てを注ぎ込むつもりはない」ジョリオン・パーマーは、リザーブドライバーとしてF1に残る可能性は否定。「サードドライバーの役割には興味はない」と語った。2週間前のF1シンガポールGPで6位フィニッシュを果たしたジョリオン・パーマーは、将来の雇い主に自分のポテンシャルを示すためにルノーでの残りのレースを使っていきたいと考えている。「現時点で僕は今できる最高の仕事をすることに集中している。自分が何をしたいかはわかっているし、どれくらい活躍できるかが重要だ」「F1にとどまれるかどうかに関わらず、F1は最高のショーケースだ」「僕はまだ自分の実力を示さなければならない。それが今後のレースで僕がやっていくことだ」