2025年F1 日本GPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。4月6日(日)に鈴鹿サーキットで2025年のF1世界選手権 第3戦 日本グランプリの決勝レースが行われた。レッドブルとの初レースとなった角田裕毅は、Q2敗退を喫した決勝結果が響き、抜きにくい鈴鹿サーキットで順位を上げることに苦戦。14番グリッドから2ポジションアップの12位で母国レースを終えることになった。
11位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日の鈴鹿でのレースは難しかった。全力を尽くしたが、ポイント獲得はならなかった。レース前半はピエール(ガスリー)を1秒以内に抑え、後半は角田裕毅が迫っていたので、ミスは許されなかった。鈴鹿は素晴らしいサーキットで、ここでレースをするのは本当に楽しいが、このトラックでオーバーテイクするのは非常に難しい。今後はマシンのパフォーマンスを向上させる必要があるし、その開発が楽しみだ」12位:角田裕毅(レッドブル)「今日はポイント圏内でフィニッシュしたかったので、厳しい結果となりました。レースから学んだことに関しては満足していますが、結果に関しては満足していません。ですから、複雑な気持ちです。観客の皆さんの応援を強く感じており、ラップを重ねるごとにそのフィーリングは強くなりました。皆さんに何かお返しをしたかったです。少なくとも、レースでは自分ができる最大限のことをしたと思っています。53周というレースで、マシンについて多くを学ぶことができました。今、自分が取り組むべき課題が何であるか分かっています。トラフィックに一日中引っかかってしまい、このマシンのレースペースを完全に把握することはできませんでしたが、53周のラップを重ねるごとに、マシンに対する自信を深めることができました。その自信のレベルは、週末の初めと今とではまったく異なっています。ポジティブな気持ちではありますが、ホームグランプリであり、年に一度のレースであるだけに、やはり残念な気持ちもあります。バーレーンまでにリセットする必要があります。マシンや自信の面で、今のフィーリングと比較すれば、バーレーンでは当然良くなっているでしょう。マシンについてもっと理解できるようになるでしょうし、次のレースが楽しみです。ただ、予選ではもっとうまくやらなければなりません。マックスにはおめでとうと言いたいです。レッドブルとのコラボレーションの最終年となる今年、ホームグランプリでホンダエンジンが優勝したことは素晴らしいことです。そして最後に、日本のファンの皆さんにも感謝の気持ちを伝えたいと思います。トラックにはこれまで以上に多くのファンが来ていたように感じましたし、彼らを代表していることをとても光栄に思います。オラクル・レッドブル・レーシングのドライバーとして、ホンダエンジンを搭載したマシンを走らせることができて、とても幸せです」13位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「今日は僕たちのレースではなかった。分析すべきことがいくつかあるのは確かだ。パフォーマンスに関しては、できることはすべてやったというフィーリングだった。マシンのフィーリングは良く、バランスも良かったし、自分たちのペースが他より少し劣っていることも分かっている。 最初のラップは激しかったし、フェルナンド(アロンソ)とのバトルはかなり危なかった。 バトルは楽しかったけれど、そこで順位をひとつ落としてしまった。 ピットストップで少し時間を失ったので、そこで何が起こったのかを検証していく。このサーキットではトラフィックやペース管理の面でコース上のポジションがどれほど重要かを理解している。ベストを尽くしたが、ポイント獲得圏内に入るには十分ではなかった。マシンがプレシーズンテストで好パフォーマンスを見せていたバーレーンでは、来週もチャンスがある。コンディションは当時とは異なるだろうが、リセットして、より良い結果を残せるチャンスだ」14位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)「残念ながら、土曜日の予選でいくつか修正すべき点があった上にペナルティも課せられ、予想通り、トラフィックにはまり、難しいレースになってしまった。ポジティブな面としては、今日のペースは良かったと思う。マシンにも慣れて、いくつか良いオーバーテイクもできたし、コース上での学習も多かった。今週末のポジティブなフィーリングを次のグランプリに持ち込み、ここからさらに上を目指していきたい。すべてをまとめ始めれば、より良い結果が得られると確信している。バーレーンへ向けて!」15位:ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)「フルレースの距離を走り、パッケージの理解と経験をさらに積むことができて良かった。スタートポジションを考慮し、スタート時にソフトタイヤを履くというタイヤ戦略でよりアグレッシブに攻めることができた。これにより、アンダーカットで前に出るチャンスが最大限に広がった。また、ハードタイヤでの2回目のスティントが長くなり(38周)、終盤には守りを固める必要があった。ニコ(ヒュルケンベルグ)を抑えられたのは良かったと思うが、新しいソフトタイヤを履いていたカルロス(サインツ)を抑えられなかったのは残念だ。オーバーテイクが難しいトラックでポジションを上げられたのはポジティブなことで、レースペースも燃料を多く積んでいないにもかかわらず強かった。レースの合間に2日ほど休んで回復に充てたい。バーレーンではまたコンディションがまったく異なるので、また行けるのが楽しみだ」角田裕毅は母国のファンの前でのレッドブルとの初レースを入賞で飾ることができなかった。16位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)「今日のマシンのフィーリングは悪くなかったし、もう少しマシンのポテンシャルを試してみたかった。しかし、鈴鹿はオーバーテイクが難しいことで知られるトラックであり、それがレースを決定づけた。ほとんどの時間をトラフィックの中で過ごすことになり、なかなかペースを上げることができず、結局は平凡なレースになってしまった。それは明らかに少しフラストレーションが溜まる。全体的なペースとマシンの特性の両面で、まだやるべきことがあることは分かっているし、今日のレースでもそれが改めて浮き彫りになった。まだシーズンは始まったばかりだし、レースウィークエンドのたびに学んでいくつもりだ」17位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)「まず、アイザックがF1で初めてポイントを獲得したことを大いに称賛したい。...