鈴鹿サーキットは、2020年のF1日本GPのチケット販売を延期することを発表。販売予定だった仮設席は販売を中止することを決定した。2020年のF1世界選手権は、新型コロナウイルスの世界的な大流行によって最初の10戦の延期・中止が決定しており、F1上層部はオリジナルのスケジュルをいったん白紙化し、7月からヨーロッパでスタートする新たなカレンダーの作成に取り組んでいる。
当初、鈴鹿サーキットは、4月12日からF1日本GPのチケット販売を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大による日本政府からの緊急事態宣言が発令された社会状況を受け、4月10日(金)より臨時休業し、チケットの販売を5月17日以降に延期していた。しかし、4月28日(火)、鈴鹿サーキットは、国内外における新型コロナウイルスに関する対策の状況を鑑み、5月17日(日)の各種チケット発売を延期することに決定。販売開始日は、決定次第案内するとした。また、3月18日(水)に案内していた販売予定券種の「A1仮設席」、「A2仮設席」、「C席上段仮設席」、「I仮設席」については、販売を中止することに決定。なお「今後チケットの販売内容に変更が生じる場合は、決定次第ご案内いたします」としている。現在、F1は新しい2020年のF1カレンダーに取り組んでいる。F1オーストリアGP、F1イギリスGPは無観客でのレースを計画しており、その後のレースも観客を入れないグランプリとなる可能性がある。