2019年のF1日本GPは、タイミングシステムの不具合によって予定された53周ではなく、52周に短縮された。F1日本GPのファイナルラップではレーシングポイントの9番手を走行していたセルジオ・ペレスがクラッシュ。53周のレース終了時点ではタイミングモニター上には17位と表示されていた。
しかし、数分後、セルジオ・ペレスの公式結果は9位となり、レースは1周短い52周で終了した順位表が発行された。タイミングシステムに不具合があり、1周早くにリーダーにチェッカーフラッグが表示された。F1技術規約の43.2項では「いかなる理由にせよ先頭車両が所定の周回数を完走する前、または規定の時間が経過する前にレース終了の合図が出された場合は、その合図が出される前に先頭車両がラインを最後に横切った時点でレースは終了したものとみなされる。また、いかなる理由にしろ、レース終了の合図が遅れて表示された場合には、レースはそれが終了すべきであった時点で終了したものとみなされる」と記されている。セルジオ・ペレスが9位に戻ったことで、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは10位、チームメイトのランス・ストロールは10位からポイント圏外の11位となった。FIAの最初の報告では、チェッカーフラッグパネルが早くに点灯した原因はまだわかっておらず、調査中だとしている。台風19号の影響でサーキットのインフラが一時撤去され、日曜日の朝に急いでセットアップされたことも原因かもしれない。チェッカーフラッグが早くに振られたのは初めてではない。最新では昨年のカナダGPでモデルのウィニー・ハーロウが1周早くチェッカーフラッグを振るよう指示されている。関連:F1日本GP 決勝 結果 | ボッタスが優勝でメルセデスがタイトル獲得
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